確定申告

  • 投稿
  • 2014/06/28
  • 編集
  • 2015/02/25

白色申告から青色申告に変更はできますか?

創業補助金と会社設立

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はい、できます。

申告書を提出する前年の3月15日までに、所轄の税務署に「青色申告の承認申請書」という書類を提出することで、白色申告から青色申告に変更することができます。

年の途中で青色申告に変更するということはできないため、前年度分の申告書を提出されるとよいでしょう。

白色申告記帳義務化によって、青色申告をされるメリットが強まったことにより、青色申告に変更される方が多く見られます。

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白色申告から青色申告に変更するための手続き

白色申告から青色申告に変更するために必要な手続きをご説明します。

 

青色申告に変更するための必要書類

「青色申告の承認申請書」という書類が必要です。

この書類は税務署においてあります。国税庁のホームページにもPDFがありますので、印刷して活用してください。

 

青色申告の承認申請書の書き方

特に分かりづらい部分をご説明していきます。

 

税務署長の名前

提出先の税務署名を書きます。納税地の管轄の税務署名を記入しましょう。

 

納税地

納税地の住所を記入します。自宅=事業所の場合は自宅の住所ですし、事業所等を納税地にされている場合は、事業所の住所を記入してください。

 

所得の種類

個人事業主であれば、事業所得を選択します。

 

その他参考事項

①簿記方式

単式簿記か複式簿記のどちらかに○を付けます。

複式簿記の場合は、貸借対照表と損益計算書が必要です。複式簿記のメリットとして、65万円の青色申告特別控除を受けることができます。

 

②備付帳簿名

固定資産台帳・総勘定元帳・仕訳帳を○で囲み、その他にも必要な書類があれば○をします。

 

青色申告の承認申請書の提出先

納税地の税務署に提出しなければなりません。郵送・持参どちらも受け付けています。

税務署の営業時間は平日の午前8時半から午後5時までです。土日祝日や営業時間外は税務署の時間外収受箱に投函することもできます。

e-Taxを行うことができるインターネット環境が整っているのであればe-Taxで提出することも可能です。

 

青色申告の承認申請書の提出期限

青色申告に切り替えたいと思っている年の3月15日までに提出しなければなりません。

平成26年度分から切り替えたいと思われた場合、平成26年の3月15日が期限です。平成27年度分を切り替えたい場合は、平成27年の3月15日が期限となります。

 

 

青色申告に変更することのメリット

白色申告と比較すると青色申告には様々なメリットがあります。

 

青色申告特別控除

青色申告を行い、定められた帳簿を記帳すれば青色申告特別控除65万円を受けることができます。基礎控除と合計すると103万円の控除になります。さらに経費などを算入することができますので、節税効果大です。

簡易的な帳簿の場合は、10万円の控除となります。

青色申告特別控除については、「Q.青色申告特別控除とはなんですか?」 にて詳しくご紹介しておりますので、あわせてご確認ください。

 

損失の繰越

事業で赤字が出た場合、青色申告をすれば3年間繰り越すことが可能です。

白色申告の場合は、赤字を繰り越せません。

損失の繰越については、「Q.確定申告の繰越損失とはなんですか?」 にて詳しくご紹介しておりますので、あわせてご確認ください。

 

青色事業専従者給与

専従者給与といって、申告者と生計を同じくしている配偶者や家族などに支払った給与も経費として認められます。

専従者給与については、「Q.専従者給与|Q.専従者給与と専従者控除は違うのか?」 にて詳しくご紹介しておりますので、あわせてご確認ください。

 

青色申告のデメリット

節税効果としては、デメリットはありませんが、手続きや期限などが白色申告に比べると制限があるといわれています。

 

申告期限

白色申告には期限がありませんが、青色申告の場合毎年3月15日までに提出しなければなりません。

あくまでも白色申告は期限をすぎても取り消されるということがないだけです。延滞税などは発生するため期限内申告をすることは青色申告、白色申告いずれにおいても重要といえるでしょう。

 

必要な帳簿

青色申告で65万円控除を受ける場合は、複式簿記、損益計算書、貸借対照表が必要となります。

白色申告の場合、記帳義務化が実施される前までは帳簿付けは不要でした。しかし、白色申告記帳義務化によって簡易帳簿による帳簿づけが必要となったため、青色申告のデメリットとはいえないでしょう。

 

また、青色申告と白色申告の違いについては、「Q.青色申告と白色申告の違いはなにか?」にてご紹介しておりますので、あわせてご確認ください。


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