確定申告

  • 投稿
  • 2014/12/18
  • 編集
  • 2015/02/25

確定申告の延納のルールについて教えてください

延納のルールを鳴らす笛

このエントリーをはてなブックマークに追加

所得税の確定申告をする場合、納税は提出期限と同じ日になります。しかし、一度に納税できない場合には、確定申告書の「延納の届出」欄に記入することで、5月末まで納期限を延ばしてもらうことができます。

ただし延納のルールとして、納税額の2分の1以上は、通常の納期限に納付なければなりません。また、延納した分には、納付した日まで日割りで利子が加算されます。

【詳しく回答を見る】

確定申告の漫画

延納のルール

納付額の全額をすぐに用意できないなど、延納を希望される場合、確定申告書の「延納の届出」欄に記入することで、延納することができます。

延納をする場合、2つのルールがありますのでご注意ください。

 

1.延納できるのは2分の1まで

通常の納期限(3月15日)までに、納税額の2分の1以上は納付しなければなりません。その残りについてのみ、5月末まで納期限を延ばしてもらうことができます。

 

2.利子税が加算される

納税できなかった残り分については、本来納付する日よりも先延ばししてもらうこととなるので、法定の利子税が加算されます。

利率は、「年7.3%」と「年、特例基準割合+1%」のいずれか低い方です。平成26年の確定申告では、1.9%です。

※特例基準割合
延納する年の前々年10月から前年9月までの銀行の新規短期貸出約定平均金利を各月平均した割合。

 

 

延納する必要があるのか

所得税は事業の利益に対して課税されるものなので、基本的に純利益額より多くなることはないはずです。あらかじめ、納付期限に向けて、納税分の資金を準備しておくようにしましょう。それでも、延納しないといけないということは、財務状態に何らかの問題があるのかもしれません。

 

財務状況に問題がない場合とは

確定申告後に大きな注文が入り、一時的に仕入額が急上昇した場合は、大きな問題はないといえるでしょう。とはいえ、売上の急増は資金繰りを一時的に悪くするので、油断しないようにしましょう。

 

財務状況に問題がある場合

納税資金を準備していたが、得意先の倒産で貸し倒れが発生したり、未収金がある場合は、やや問題です。納税と結び付けるまでもなく、貸し倒れや未収で財務状態が悪くなってしまうので、本業の立て直しが必要になるでしょう。

さらに、そういった事情は特にないにもかかわらず、延納しなければならない場合は、深刻な事態です。「自転車操業」状態になっているかもしれません。ただ、もしかすると、気付いていない問題が隠れていることもあるので、確定申告内容に間違いがないかを確認することをおすすめします。請求漏れで未収金が多くなっているなど、事務処理ミスでおかしくなっているという可能性も否定できません。

 

 

事前の準備で延納は避けたほうがよい

延納をすることは可能ですが、通常より多く税金を納めなければならなくなるため、できる限り通常の納期限に納付できるようにしたほうがよいでしょう。

年末が近くなってくると、それまでの売上状況から、税額をある程度予想することができます。納税は毎年やってくるものです。早めに確定申告の準備をして、イレギュラーな問題が起きたとき以外は、延納を避けられるようにしておきましょう。

カルク


確定申告の漫画

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

税金滞納に頭を悩ませる男性

  • 個人向け
  • 法人向け

滞納した税金を分割で支払うことは可能ですか?

滞納した税金を分割で支払うことは可能です。分割で支払う場合は、その旨をただち…

時効を示す砂時計

  • 個人向け
  • 法人向け

税金の納付に時効はありますか?

税金は国民の義務として徴収されるものです。 しかし、様々な理由で税金を…

延納制度を質問する子供

  • 個人向け
  • 法人向け

延納とはどのような制度ですか?

延納とは「税金の徴収を延期して納めること」を意味します。 相続税や贈与…

納税方法

  • 個人向け
  • 法人向け

所得税納付方法|Q.確定申告書提出後の税金の支払い方法は?

所得税の納付方法には、2つの方法があります。 ・自分で現金納付する。 …

会計ドットコム  編集部

会計ドットコム(会計.com)は、会計にまつわる疑問やお悩みを解決できる「会計メディアプラットホーム」です。会計に関するのお役立ち情報を随時更新しております。また、税理士紹介サービスなど、経営者様必見のサービスも展開中です。ぜひご覧ください。

会計ドットコム サイト内検索

ページの先頭へ戻る