確定申告

  • 投稿
  • 2015/02/02
  • 編集
  • 2015/02/25

年収103万円以下のパートでも確定申告をした方がよいケースとは?

パートの確定申告をパソコンでする女性

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パートやアルバイトをして収入を得ている方は、サラリーマンなどと同じ給与所得を得ていることとなります。パートで年収が103万円以下の場合、所得税がかかりません。

また年収が103万円以上となると、所得税を納める必要がありますが、月収が88,000円を超えると毎月のお給料から所得税を徴収されるようになります。この場合、徴収される税額は控除などが計算されていない額となるため、年末調整を行うことで徴収しすぎた税金分を返してもらうことができます。すなわち、このケースであっても確定申告は不要といえます。

しかし、年収103万円以下であっても、扶養控除申告書を提出していなかったり、業務請負などの場合は、所得税が源泉徴収されることがあります。この場合、給与通りの金額が支払われていないのであれば、所得税が引かれている可能性があります。

その場合は、源泉徴収票をもらってください。
勤務先から交付された源泉徴収票に記載されている「支払金額」が103万円以下で「源泉徴収税額」が0円でない場合は、確定申告すれば、源泉徴収で納めた所得税が返ってくるため、確定申告を行うとよいでしょう。
 
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マルナゲ

所得税がかかる境界線「103万円の壁」

「103万円の壁があるから、収入をそこまで抑えている」という声を多く耳にします。それは、パートでの給与収入が103万円を超えると、所得税がかかる上に、配偶者控除の対象からも外れてしまうためです。

 

年収103万円以下だとなぜ所得税がかからないのか

どうして収入が103万円以下だと所得税がかからないのでしょうか。それは、収入のうち一定額については所得税を課さないようになっているからです。

給与については最低65万円、また1人あたり最低38万円について所得税が課されません。これらをそれぞれ「給与所得控除額」、「基礎控除」と言います。この合計が103万円なので、給与収入が103万円以下であれば所得税がかからないことになるのです。

年収103万円と税金の関係については、「Q.扶養範囲103万円で働く3つのメリットとは?」で詳しくご紹介しておりますのであわせてご確認ください。

 

年収103万円以下でも確定申告をした方がいいケースとは

所得税が0円の場合は確定申告をしなくてもよいのですが、気付かないうちに所得税を納めている場合があります。

その場合は、確定申告をすると、納めた所得税が返ってきます。

 

 

所得税を納めているかを確認する

パートで仕事をしていても、源泉徴収で所得税が引かれた上で、給与が支払われる場合があります。扶養控除等申告書を提出していない場合や、業務請負など報酬名義で支払われている場合などに該当します。

 

給与と実際に支払われた金額を比べる

まずは、給与と実際に支払われた金額を比べてみましょう。

時給で仕事をしているのであれば、「時給×時間数」が給与となります。特に差し引きされるものがない場合、そのままの金額が支払われているはずです。ここで計算した額に比べ、支給された給与が少ない場合は、所得税が源泉徴収されているかもしれません。

また、業務請負などでは、契約時に「報酬の10.21%(復興特別所得税を含む)を源泉徴収して支払う」と約束しているケースがあります。この場合、年収103万円以下であっても所得税を毎月徴収されている可能性があります。

 

勤務先から源泉徴収票をもらう

このような差額があることがわかったら、源泉徴収票をもらってください。

所得税などを源泉徴収している場合、本来その会社などは源泉徴収票を発行する義務があるので、職場に言えば、通常すぐにもらうことができます。(年末調整は一般的に年末に行われるため、源泉徴収票はその年の12月や翌年1月に配られます。)

 

「源泉徴収税額」を確認する

源泉徴収票を受け取ったら、「支払金額」と「源泉徴収税額」の欄を確認してください。支払金額が103万円以下であれば、上記のとおり、所得税は0円のはずです。

しかし、支払金額が103万円以下にもかかわらず源泉徴収税額が0円でない場合は、納めなくてもいい所得税を納めてしまっていることになります。

 

 

納めすぎの所得税を確定申告で還付する

上記の手順から、源泉徴収票で納めなくてもいい所得税を納めていることがわかったら、確定申告を行うとよいでしょう。納め過ぎている税金を還付することができます。また、この場合の申告のことを還付申告といいます。

還付申告の方法については、「Q.還付申告の方法について教えてください」にてご紹介しておりますので、あわせてご確認ください。

 

SBI証券


マルナゲ

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