相続税

  • 投稿
  • 2015/03/17
  • 編集
  • 2015/03/17

相続税の基礎控除額の計算方法を教えてください

基礎控除の計算

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相続税の基礎控除額は、平成27年1月以降に変更されたので注意が必要です。

相続の開始が平成26年12月31日までの場合は「5,000万円+1,000万円×法定相続人の人数」で計算され、平成27年1月1日以降は「3,000万円+600万円×法定相続人の人数」になります。

法定相続人の人数には、相続を放棄した人もその放棄をなかったことにして人数に入れ、法定相続人の中に養子がいる場合、被相続人に実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで人数に含めることができます。

相続税の基礎控除額

被相続人の死亡によって相続が開始され、預貯金や不動産などの相続財産を得た場合、相続税の納付義務が発生します。ただし、相続財産全額に対して課税されるのではなく、基礎控除額が設定されていて、その分の金額に対しては相続税が課税されません。

なので、相続財産が基礎控除額を下回る場合、相続税は発生せず、相続税の申告は必要ありません。(相続財産の種類によっては別途非課税限度額が設定され、結果的に非課税になる可能性が高いです。)

 

基礎控除額

以前までは、相続税に対する基礎控除額は「5,000万円+1,000万円×法定相続人の人数」で計算されてきました。ただし、法改正により、平成27年1月1日以降に相続が開始された場合は「3,000万円+600万円×法定相続人の人数」で計算され、基礎控除額は6割に削減されています。

 

法定相続人の人数

法定相続人の人数は、いくつかの例外的なルールがあります。

まず、法定相続人の中に相続を放棄した人がいる場合、その相続放棄をなかったとして扱い、法定相続人の人数に含めます。また、法定相続人の中に被相続人の養子がいる場合、被相続人に実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで法定相続人の人数に含めます。

 

法定相続人の人数ごとの計算例

ここではいくつかの例を挙げて、実際に基礎控除額を計算します。
(以降の例は、平成27年1月1日以降に相続が開始されたものとします。)

 

ケース1(法定相続人5人中、相続放棄者1人)

相続を放棄した人も放棄をなかったとみなして法定相続人の人数に含めますので、基礎控除額は「3,000万円+600万円×5人」=6,000万円になります。

ただし、相続を放棄している人は基礎控除額の控除の対象からは外れます(控除しようにも相続財産が無いためです。)。

 

ケース2(法定相続人5人中、実子が2人、養子が2人いる)

法定相続人の中に養子がいる場合、被相続人の実子の人数によって法定相続人の人数に含める人数が決まり、今回の例では実子がいるので人数に含めるのは1人までなので、基礎控除額は「3,000万円+600万円×4人」=5,400万円となります。

 

ケース3(法定相続人5人中、実子が0人、養子が4人いる)

この場合、実施がいないので法定相続人に含まれる養子の人数は2人までなので、基礎控除額は「3,000万円+600万円×3人」=4,800万円になります。

カルク


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