相続税

  • 投稿
  • 2015/03/19
  • 編集
  • 2015/03/19

相続放棄の手続きの流れを教えてください

相続放棄を示す男性

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相続放棄の手続きの流れは、以下の通りです。

  1. 相続の発生
  2. 相続財産の調査
  3. 単純承認、限定承認、相続放棄の決定
  4. 必要書類の作成
  5. 相続放棄申述書の作成
  6. 家庭裁判所への相続放棄の申し立て
  7. 相続放棄照会書の送付と返送
  8. 相続放棄申述受理通知書の受取

簡単にご説明すると、相続する財産について調査を行い、相続放棄の決定をした後に必要書類を作成して家庭裁判所に申し立てを行うということになります。

相続放棄の一般的な流れ

一般的な相続放棄の流れは、以下のようになっています。

 

①相続の発生

被相続人が亡くなり、残された財産の相続が発生します。

 

②相続財産の調査

相続財産の調査を行います。

財産の中には土地や不動産、株式など正の資産となるものもあれば、借入金など負の資産となるものもあります。そのため、相続財産を調査することによって財産がどのようになっているのかを把握する必要があります。遺産を全て相続した場合は負の資産も相続することになるので、負の資産が正の資産を上回っていた場合は借金を抱えることになります。逆に相続放棄をすると、正の資産も含めて全て相続できなくなります。

しっかりと財産調査をしてないと、後で多額の遺産が見つかることもあるので大損してしまうこともあります。

 

③単純承認、限定承認、相続放棄の決定

相続財産の調査結果を踏まえて、財産を全て相続するか(単純承認)、正の資産内で負の資産を相続するか(限定承認)、全ての相続を放棄するか(相続放棄)の決定を行います。

 

④必要書類の作成

相続放棄を選んだのであれば、相続放棄の手続きに必要な書類を作成します。
戸籍関係書類や家庭裁判所ごとに、必要な書類の作成を行います。

 

⑤相続放棄申述書の作成

必要書類を全て作成して手元に準備できたら、相続放棄申述書の作成を行います。申述書に訂正があると家庭裁判所から呼び出しを受けることもあります。

 

⑥家庭裁判所へ相続放棄の申し立て

相続放棄申述書の作成が完了し、必要書類も全て準備できたら家庭裁判所へ相続放棄の申し立てを行います。

この申し立ては被相続人が亡くなった日から3ヶ月以内に完了する必要があります。そのため、財産調査も含めて相続放棄の申し立てはスピーディーに行うことが大切です。

 

⑦相続放棄照会書の送付と返送

家庭裁判所に相続放棄の申し立てを行うと、相続放棄照会書が送付されてきます。この相続放棄照会書に必要事項を記入し、家庭裁判所へ返送します。

 

⑧相続放棄申述受理通知書の受取

相続放棄照会書を家庭裁判所へ返送すると、相続放棄申述受理通知書が送付されてきます。これで正式に相続放棄の完了となります。

 

 

相続放棄の注意点

相続放棄をされる場合は、特に以下の2点にご注意ください。

 

相続放棄の申し立ては3ヶ月以内

先ほども説明しましたが、相続放棄の申し立ては原則3ヶ月以内に行わなくてはなりません。3ヶ月経過しても特例により相続放棄が認められる場合がありますが、基本的には3ヶ月以内に申し立てする必要があります。

 

正の資産をしっかりと把握する

相続放棄を選択すると、全ての資産の相続を放棄することになります。当初は借入金が大きいため相続放棄を選択し、後に多額の資産が見つかったとしても後の祭りとなります。そのため、相続放棄を決断する前に相続財産の調査と把握をしっかりとする必要があります。


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