経費

  • 投稿
  • 2015/02/16
  • 編集
  • 2015/02/26

自動車をローンで購入した場合の経費計上方法を教えてください

自動車の経費

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自動車をローンで購入した場合、経費となるのは「利子」にあたる部分です。誤ってローンの返済金そのものを経費計上しがちなので注意が必要です。

また、車両本体は固定資産となりますので、固定資産台帳に記載し、減価償却を行いましょう。

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ローンで自動車を購入した場合

今回は、中古車ではなく新車を購入し、購入の際に下取りをした車はない場合についてご説明していきます。(中古車の場合や、購入時に下取りがある場合、減価償却費が変わってくるため注意が必要です。)

 

経費計上の方法

経理をされている方であれば、車両をローンで購入した場合、どこがいわゆる経費にあたるのかすぐにわかる方も多いと思います。

では、実際どこを経費に算入できるのでしょうか。
答えはローンの際に支払っている「利子」の部分です。

では、車両代は何にあたるのでしょうか。
車は勘定科目で言うところの「車両運搬具」にあたるため、資産として計上しなければなりません。固定資産になりますので、固定資産台帳に記載するとともに使用開始日からの減価償却が毎月発生します。

では具体的な経理処理の方法ですが、2通りあります。

 

車両代と金利を別々に毎月計上していく方法

まずは一つ目は、ローンの返済計画表に従って、毎月車両にあたる部分と金利にあたる部分を別々で計上していく方法です。
つまりご存知の方であれば、仕訳が2本発生することになります。

 

車両代を未払い金とする方法

もう一つの方法は、車両の部分を未払金として総額を計上し一か月ごとにその未払金を支払っていく、もっとわかりやすくいうなれが、未払金を取り崩していくようなイメージになります。そして金利の部分は長期前払費用として計上し、毎月利子割引料として計上していくイメージになると思います。車両を一度資産に全額計上するので、減価償却費を毎月計上し早速償却をしていくことができ、なおかつ減価償却費のずれを防止することができるので、決算を組む際に比較的楽にできる方法だといえます。

後者の方が経理担当者の方は管理しやすいと言われておりますが、ご自身の企業に合った方法を選択しましょう。いずれの方法にしても、「経費として計上できるのは金利の部分だけ」ということを覚えておかれるとよいでしょう。

 

 

自動車の経費計上の注意点

ちなみに、個人事業者の方でローンを組み、個人的にその車を利用することがある場合、金利部分は事業用と事業主の個人用で按分する必要があります。

一般的に個人事業用で使用する部分は50パーセントで計算されるケースが多いといわれていますが、大切なことは実際に事業でしている割合を計上することです。使用される方によっては全額経費として認められる場合もあるので、十分に検討したうえで計上しましょう。(必要以上に事業按分を高くすると、のちに税務調査に入られたときに指摘される可能性がありますので、ご注意ください。)

また、法人の場合は、社用車を個人で使用するという機会が少ないと思われますので、この場合事業按分をする必要はありません。

 

 

まとめ

このように、経費に算入できる部分は車両が含まれないローンの金利部分だけになります。

よく「車両も経費」と勘違いされる方がいらっしゃいますが、償却資産にあたり年始に必ず償却資産税が課せられますから、そこの解釈を間違うと追って税金を納める可能性も出てくるので、固定資産に関しては正しい認識が必要になります。

カルク


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