経費

  • 投稿
  • 2014/11/26
  • 編集
  • 2015/02/26

経費率とはなんですか?

経費率のグラフ

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経費率とは、収入に占める経費の割合です。

以前は、概算経費率というものが決められており、小規模事業者であれば、それを用いた計算上の経費を元にして確定申告することができました。しかし、今では概算経費率を使った確定申告はできなくなっています。

ただ、申告内容が税務署からのチェックが入りそうな内容となっているのか、他の会社と比べてしっかりと利益を出せているのかなど、経営内容の参考指標として活用することができそうです。

 

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今は使えない、概算経費率

経費率とは、収入に占める経費の割合です。利益率の反対と考えればよいでしょう。しかし、現在では税務上「経費率」という概念はありません。

以前は「概算経費率」というものがあり、事業にかかった経費を実額で計算せず、業種別に設定された概算経費率を使って利益を求め、確定申告をすることができました。しかし、概算経費率を使って確定申告することは、いまでは認められていません。

 

 

経費率は気にしなくていいのか

実際に支出した経費で確定申告をしなくてはならないということは、今では経費率に意味がないのでしょうか?

 

税務署は経費率をチェックしている!?

以前使われていた概算経費率は、長年のデータから求めた、業種ごとの適正と判断できる経費の割合です。つまり、税務署からすると、税金逃れをしようとしている申告や、処理に問題のある申告を探すための基準として使うことができるのです。

裏を返せば、税務署が適正だと判断する経費率になっていれば、税務調査が入る可能性が低くなるわけで、そういった意味でも経費率は大切な数値です。

 

事業の通信簿としても使える!?

また経費率を求めることで、あなたの事業がしっかりと利益を出せているかどうかを判断する材料することも可能です。

税務署が集めたデータを元にして算出されたものですから、最も信頼できるデータだと考えられます。経費率がそれよりも高ければ、経費がかかりすぎ。つまり、利益が出せていない。低ければ、効率のいい経営をしていて、利益の出る体質になっている。

このように判断することができます。

 

もしかすると決算に誤りがあるのかも

利益が多いのはよいことです。けれども、概算経費率よりもかなり低い経費率の場合、費用計上を忘れていたりして、異常な利益率になっているのかもしれません。見直してみると、思わぬミスに気づくかもしれません。

 

 

適正な経費率はどれくらいなのか

自分の事業に適正な経費率がいくらくらいなのかを知るのは、難しいことです。今税務署が参考にしている経費率がいくらなのかというデータは、まず漏えいしないためわからないでしょう。

ただ、概算経費率が廃止される直前の数値は調べることができます。たとえば、卸売業では90%小売業では80%というように決められていました。

卸売業も小売業もしている会社や、製造業でありサービス業でもある会社など、業種がはっきりしない会社もあると思いますが、大まかな参考数値として役立てることはできるのではないでしょうか。

適正な経費率の考え方については、「Q.経費の割合は所得に対してどれくらいがよいとされていますか?」にてご説明しておりますので、あわせてご確認ください。

カルク


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