控除

  • 投稿
  • 2014/12/09
  • 編集
  • 2015/02/25

特定支出控除とはなんですか?

控除の説明をする人形

このエントリーをはてなブックマークに追加

特定支出控除とはサラリーマンのために設けられた仕事をする上で必要と認められた金額のうち、給与所得控除を超えた額の2分の1を超えた分が税金の控除の対象となるものです。

2014年の税制改正では控除の対象枠が広がったこともありより活用しやすくなりました。以前は、「通勤費」「転居費」「研修費」「資格費」「帰宅旅費」などの5項目が認められていましたが、今回の税制改正で「図書費」「衣服費」「交際費」の3項目が加わりました。

この税制改正によって自営業に近い形で確定申告をすることができ、以前は給与所得控除の全額を超えた分のみとハードルが高く設定されていましたが、今回から給与所得控除の2分の1を超えていれば良いこともあり、より活用しやすくなりました。

ただし、特定支出控除を受けるには条件があり、確定申告と同じように領収書の添付が必要です。また会社から仕事で直接必要としている証明書を発行して貰わなければなりません。

【詳しく回答をみる】

マルナゲ

特定支出控除の対象費用

特定支出控除とは、サラリーマンに必要な経費を個人事業主の必要経費と同様の考えで控除される制度です。

 

税制改正前の特定支出控除対象費用

税制改正前は、特定支出控除として認められていた費用は以下の5項目でした。

  • 通勤費(通勤のための交通費)
  • 転居費(転勤い伴う引越し代)
  • 研修費(仕事で必要な技術を得るための費用)
  • 帰宅旅費(単身赴任など勤務地又は居所と自宅の間の旅行のために必要な費用)
  • 資格取得費(職務に直接必要な資格を取得するための費用)

 

改正により追加された特定支出控除対象費用

2004年の税制改正によって以下の3項目が追加され、特定支出控除として認められる費用は8項目まで増えました。このことで、活用できる幅がさらに広がったといえます。

  • 図書費(書籍や定期刊行物などの図書で職務に関連するものを購入するための費用)
  • 衣服費(制服や事務服、作業服など勤務場所において必要とされる衣服を購入するための費用)
  • 交際費(得意先に対する接待や贈答などの費用)

 

新たに追加された特定支出控除のケース

では、具体的にどのような費用が特定支出控除の対象となるのでしょうか。以下で具体例をご案内します。

  •  図書費
    財務部であれば、財務諸表を理解するための書籍の購入代。
  • 衣服費
    営業マンであれば、スーツや作業員であれば作業服の購入代。
  • 交際費
    接待など飲食店などでもてなした飲食代。

 

 

特定支出控除の計算方法

給与所得控除の2分の1を超えた金額が対象となります。そのため、まずきゅうっよ所得控除の額を計算したうえで、特定支出控除を求めなければいけません。

 

給与所得控除を計算する

給与所得控除の計算式は、「収入×20%+54万円」です。

例)年間給与収入が500万円の場合
500万円×20%+54万円=154万円となります。

 

特定支出控除を計算する

給与所得控除の2分の1が特定支出控除となるため、上記の例に当てはめると、年間給与収入が500万円の人は、以下の計算式となります。

給与所得控除154万円÷2=77万円

たとえば、1年間の特定支出が100万円あった場合は、そこから給与所得控除の2分の1の額を引き、特定支出控除を求めますので、

100万円- 77万円=23万円となります。

 

 

特定支出控除の注意点

確定申告と同様に領収書の添付、仕事上で必要という証明書を発行して貰わなければなりません。

特定支出控除は非常に魅力的な制度ですが、全ての社会人が使用するには超えなければならないハードルがあります。とはいえ、ベンチャーなどで仕事をしているなど仕事の経費を自費で捻出している方には大きな見方となるでしょう。


マルナゲ

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

クローバー

  • 個人向け
  • 法人向け

心身障害者扶養共済制度とはなんですか?

心身障害者を扶養する保護者に万一のこと(死亡や重度障害など)があった場合に扶…

確定拠出年金制度を説明する男性

  • 個人向け
  • 法人向け

確定拠出年金制度とはなんですか?

確定拠出年金制度は、平成13年から始まった制度です。制度を導入する会社の社員…

雑損控除とは

  • 個人向け
  • 法人向け

「所得税の雑損控除とは?」金額計算方法もご紹介!

雑損控除というのは、「災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受…

青色申告を考える女性

  • 個人向け
  • 法人向け

基礎控除の仕組みについて教えてください

所得税の基礎控除とは、納税者もしくは申告者すべてに一律の所得税38万円・住民…

育児休暇中の女性

  • 個人向け
  • 法人向け

寡婦控除とはなんですか?

納税者が女性で寡婦である場合、確定申告で税金控除が適用され、 27万円の控…

もっと見る

会計ドットコム  編集部

会計ドットコム(会計.com)は、会計にまつわる疑問やお悩みを解決できる「会計メディアプラットホーム」です。会計に関するのお役立ち情報を随時更新しております。また、税理士紹介サービスなど、経営者様必見のサービスも展開中です。ぜひご覧ください。

会計ドットコム サイト内検索

ページの先頭へ戻る