会社設立

  • 投稿
  • 2014/07/23
  • 編集
  • 2015/02/18

会社設立後にかかる費用|Q.会社設立をするにはいくら資金が必要か?

相続したお金の上で考える男性

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会社設立を検討している方にとっては、資金をいくら用意しなければならないのかということは、非常に気になりますよね。

会社を設立するためにかかる費用は、大まかに「設立登記にかかる費用」と、「設立後の会社作りにかかる費用」に分けられます。

設立登記にかかる費用として、株式会社の場合は約25万円、合同会社の場合は約10万円程度必要になります。

しかし設立後の費用というのは、営む会社によって用意すべきものが異なるため、簡単に予測することは難しいといえます。

社員3名の会社を設立した場合、設立後の会社作りにかかる費用として200万円用意しておくべきでしょう。

下記にてその内訳を含め、「設立後にかかる費用」として、基本的な会社づくりに必要なものを揃えるための資金をご説明します。

[関連項目]会社設立費用のシュミレーション

 

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1.会社設立後にかかる費用

会社を立ち上げるための準備はたくさんのことを行わなければいけません。

会社作りには手続きの他にも、実際にオフィスとしてスタートするための準備も必要になってきます。

 

①会社設立後の手続き費用

会社設立登記後、さまざまな場所で手続きを行わなければいけません。税務署、県税事務所、年金事務所、労働基準監督署、ハローワークなどに必要な書類を提出します。

もちろんご自身で提出することも可能ですが、それぞれ記入する書類も異なりますので、専門家に依頼するという方も多くいらっしゃいます。

 

1.税理士費用

税務署と県税事務所にて、法人設立届などの提出を行います。

書類の作成依頼として、依頼料を支払う必要がありますが、一般的に会社設立登記を任せたその延長として依頼する場合や、顧問税理士に依頼するケースが多いでしょう。

そのため、書類作成分として依頼料をもらわなかったり、5,000円前後の依頼料を支払う必要がある場合など、税理士によって様々になります。

 

2.社会保険労務士費用

年金事務所、労働基準監督署、ハローワークにて手続きを行います。(従業員を雇用していない場合は、年金事務所での手続きのみで大丈夫です。)

それぞれ提出する書類が異なり、一般的に手続き依頼をする場合、顧問料として2~5万円程度、一箇所で手続きするにつき支払うことになります。

 

②会社作りにかかる費用

会社を作り、オフィスを開く場合、用意しなければならないものはたくさんあります。一例として、以下を参考にしていただければと思います。

 

1.名刺

会社設立後の取引先との挨拶や、営業活動において、名刺は必須アイテムになります。インターネットで作成依頼することも可能ですし、近くの名刺屋さんなどでも作成はできます。

例えば50枚作成をする場合、3,500円程度かかります。

 

2.パソコン

経営を管理するうえでも、顧客が見るホームページを管理するにおいても、今ではパソコンは必須アイテムになります。

パソコンは性能によって大きく値段は異なりますが、スタンダードなものを用意する場合、デスクトップ型は15万円、ノートパソコンは10万円程度かかります。

 

3.プリンター/複合機

プリンターにもコピーも使える複合機を用意する方法として、購入とリースの二つの方法があります。

購入する場合は、ご家庭でも使用できるサイズのもので、1台あたり5万円前後かかります。リースの場合は、コンビニなどでも見られる大きなサイズのもので、3万円前後/月、かかります。

 

4.電話・FAX

電話も、会社には必須アイテムになります。電話機は、FAX搭載のもので、安価なものでは1万円前後で購入することが可能です。

従業員が複数いる場合などは、何台か必要になりますね。

あわせて、フリーダイヤル(0120)を用意する場合は、ダイヤル基本料金として2,000円と工事費として1,000円がかかります。
※フリーダイヤルの電話料金は、1分につき約30円です。

 

5.インターネット

パソコンを購入したら、あわせてインターネットの回線も用意しなければいけません。

法人の場合、初期費用として2~3万円、月額費用として5万円程度かかります。

 

6.オフィス家具

オフィスに必要な家具は、以下があげられます。

  • デスク(キャビネット、イスを含む)
    1セットにつき、3万円前後。
  • ロッカー
    従業員の私物などを入れるロッカーになります。
    1台、3万円前後。
  • 応接セット
    お客様や取引先と打ち合わせをするために使用します。
    テーブルとイスで、合計30万円前後になります。
  • 金庫
    大きさや性能によって料金は大きく異なります。
    手軽なもので一般的な性能であれば、5~10万円前後です。
  • 書類棚
    資料などを入れる棚になります。
    一般的な会社で使うものであれば3万円前後で用意できます。

他にも適宜必要なものがあると思いますが、これらを1つずつ用意する場合で、約50万円程度必要になります。

 

7.事務用品

会社の備品として、コピー用紙、文房具一式、お茶のセットなどが必要になります。全部で5万円前後用意しておけば安心です。

 

8.その他、必要に応じてかかるもの

  • 会社パンフレット
    営業活動において、パンフレットは必要になります。多くの会社で用いられてるA4サイズ両面印刷のものであれば、100部作成する場合、約20万円程度かかります。
  • 会社ホームページ
    会社の営業ツールとして、ホームページは必要不可欠になっています。通常、専門業者に依頼する場合が多く、内容によりますが40万円から80万円程度、作成にかかります。
  • 従業員の採用
    経理や事務を任せる従業員を新たに採用する場合など、求人雑誌への掲載を行います。契約内容で異なりますが、一般的に5~10万円程度かかります。

 

以上、オフィスを開く場合にかかる費用の代表的なものをご説明いたしました。

この他にも、業種によっては専門的な機械を用意する必要があると思います。また、社用車を新たに購入したいなどの場合、高額な費用の用意も必要ですね。

 

2.会社設立費用シュミレーション

上記を踏まえて、会社設立の費用の一例をご案内します。

例)代表取締役1名、従業員2名で会社を設立した場合

  • 名刺 3,500円×3名=10,500円
  • パソコン 10万円×3台=300,000円
  • プリンター複合機 50,000円
  • 電話機 10,000円×3台=30,000円
  • デスク 30,000円×3セット=90,000円
  • ロッカー 30,000円×3台=90,000円
  • 応接セット 300,000円
  • 金庫 50,000円
  • 書類棚 30,000円
  • 事務用品 50,000円
  • フリーダイヤル電話回線代 30,000円
  • パンフレット 200,000円
  • 会社ホームページ作成 500,000円

合計で、1,730,500円になります。

これはあくまでもシュミレーションですが、社員3名の会社を設立した場合でも、設立後すぐに使用するお金として200万円用意しておくべきでしょう。

 

 

まとめ

会社設立をするには、このようにまとまったお金を準備しておく必要があります。

設立準備の段階で、必要なお金を細かく見積もりし、余裕のある資金作りを行いましょう。また、手持ちの資金では不足している場合などは、融資なども視野に入れ、経営計画を立てるとよいでしょう。

設立後のお金を準備しておくことで、会社経営の潤滑化にもつながり、設立後の失敗を防ぐことが出来ます。


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