青色申告

  • 投稿
  • 2014/06/24
  • 編集
  • 2015/02/26

青色申告と白色申告の違いはなにか?

青色白色違い

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青色申告と白色申告では、記帳の方法に違いがあります。

青色申告…簡易簿記または、複式簿記による記帳

白色申告…簡易簿記による記帳

記帳の方法は上記のように異なりますが、青色申告はそのメリットが多いため、多くの人が青色申告を行っています。

青色申告のメリットは、下記で確認をしていきましょう。

確定申告の教科書

青色申告

青色申告とは、確定申告の方法の種類の一つをいいます。

青色申告をすることによるメリットが複数あり、現在多くの人が青色申告を行っています。
青色申告をするためには、「青色申告承認申請書」という書類を、申告をする年の3月15日までに税務署に届け出なければなりません。

 

青色申告の仕組み

青色申告は2つに分けられます。

  • 青色申告10万円控除
  • 青色申告65万円控除

ここでいう控除とは、「青色申告特別控除」といって、青色申告をした人だけが受けられる控除になります。
「青色申告10万円控除」と「青色申告65万円控除」の違いは、記帳の方法に大きな違いがあります。

 

青色申告の記帳方法

上記で述べたように青色申告をする際の記帳方法は、控除額に関係していきます。

1.簡易簿記

まず1つ目が、青色申告10万円控除の記帳方法の「簡易簿記」です。
「簡易簿記」とは、仕訳や集計を行わずに、売上と仕入や経費を記載した損益計算書のみ作成するための記帳方法です。
その名の通り、簡易な記帳です。

 

2.複式簿記

2つ目が、青色申告65万円控除の記帳方法の「複式簿記」です。
「複式簿記」とは、取引別に仕訳・集計をし、勘定科目ごとに分けた総勘定元帳を作成するための記帳方法です。
青色申告65万円控除を受けるためには、この複式簿記による記帳と、貸借対照表・損益計算書の作成をしなければなりません。

 

このように、青色申告10万円控除は簡単な記帳方法であるのに対して、青色申告65万円控除は、複式簿記という少し面倒な記帳方法を取ったうえで、さらには追加で提出しなければならない書類もあります。

 

青色申告の3大メリット

では、青色申告をするメリットとは何でしょうか。青色申告には3つの大きなメリットがあります。

1.控除が受けられる

青色申告最大のメリットは、控除が受けられるという点です。上記でご説明したように、青色申告をすることによって、10万円または65万円の控除を受けることが出来ます。

経費を増やすのは難しいため、受けられる控除はなるべく最大限に活用したいという方にとっては、多少の手間が増えてでも65万円の控除を受けられる方が多いでしょう。

 

2.赤字を3年間繰り越せる

事業を始めた年の1年間など、開業したての利益はあまり上がりにくいですよね。
その赤字分を最大で3年間繰り越すことが出来ます。

例えば、1年目が150万円の赤字、2年目が50万円の赤字、3年目でやっと200万円の利益になった場合、控除の繰越し分を差し引いて利益が0円として扱えるということです。もちろん、毎年利益があがっていたほうが安心ですが、赤字繰越しをすることによって、税金を抑えることが可能です。

 

3.専従者への給与は、全額経費

通常、生計を一にしている家族に支払う給与は経費として認められていません。しかし青色申告の場合、「青色事業専従者給与に関する届出書」という書類を税務署に事前に提出しておくことで、支払った経費を全額給与として、組み入れることが可能になります。

この他にも、青色申告には減価償却の扱い方など細かく決められたメリットがありますが、上記の3つのメリットは、事業主の方にとって非常にうれしいメリットとなると思われます。

 

 

白色申告

白色申告は、確定申告の方法のもう一つの種類をいいます。

青色申告と違い、届出をする必要がありません。そのため、開業したばかりの方や、手続きが面倒で行っていなかったという方が白色申告をされているケースが多くあります。

 

白色申告の仕組み

白色申告は一種類のみです。青色申告とは違い、白色申告には控除はありません。

 

白色申告の記帳方法

白色申告の記帳方法は、「簡易簿記」による記帳です。
上記の青色申告の記帳方法でもご説明しましたが、「簡易簿記」とは、仕訳や集計を行わずに、売上と仕入や経費を記載した損益計算書のみを作成するための記帳方法のことで、簡単な記帳の方法となります。

「白色申告記帳義務化」とは…。
2013年までは、一部の白色申告者を除き、白色申告者は記帳が不要でした。
しかし、2014年1月1日からの「白色申告記帳義務化」によって、白色申告者も記帳が必要となりました。

 

白色申告のメリット

白色申告の考えうるメリットは以下の通りです。

 

1.申告前に申請の手続きが不要

白色申告は、特別な届出をせずに出来る申告方法なため、忙しくて税務署に事前に行けないという方にとっては簡単な方法です。

 

2.簡単な帳簿づけでいい

青色申告65万円控除を受けるための「複式簿記」に比べると、簡単な帳簿のつけ方になるため、ご自身で帳簿をつけられている方にとっては安心です。

ただし、青色申告10万円控除を受けるため場合も、同じ「簡易簿記」による記帳であるため、可能であれば申請書を提出して青色申告10万円控除を受けられたほうがよいといえるでしょう。

このように、白色申告は手続きが不要でだれでもできる申告方法ではありますが、青色申告に比べるとメリットが少ないといえます。

 

まとめ

青色申告と白色申告の違い
上記からわかるように、青色申告と白色申告の違いは記帳の方法で分かれます。

  • 「簡易簿記」による記帳………白色申告者は、特にメリットはない。
    青色申告者は、10万円の控除とその他メリットがある。
  • 「複式簿記」による記帳………青色申告者のみ必要。65万円の控除とその他メリットがある。

つまり、手軽さをとるか、最大限の控除とその他のメリットをとるかによって、大きく異なってくるということですね。

もし白色申告をされていて、青色申告の対象となる方は、この機会に「青色申告承認申請書」を提出していただいたうえで、まずは青色申告10万円控除を受けていただいたほうがよいでしょう!

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