青色申告

  • 投稿
  • 2015/03/20
  • 編集
  • 2015/03/20

青色申告10万円控除と65万円控除の違いを教えてください

青色申告を考える女性

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青色申告10万円控除と65万円控除の違いは、作成する簿記とそれに伴う申告内容にあります。青色申告には簡易簿記と複式簿記の2種類があり、どちらを選択するかによって、申告時に作成する書類も異なるということです。

簡易簿記は現金の出入りを記帳し、損益計算書の作成をします。簡易簿記をすると、青色申告特別控除として10万円の控除を受けることができます。

複式簿記は、全ての取引を借方や貸方に分けて記帳する方式で、簡易簿記に比べて記帳のルールが複雑です。複式簿記を作成することで、損益計算書と貸借対照表の作成が可能となり、その結果青色申告特別控除として65万円の控除を受けることができます。

また、どちらも帳簿や書類は提出の義務はありませんが、一定の期間保管をしておく必要があります。

総勘定元帳や仕訳帳、現金出納帳などの帳簿類は7年間、貸借対照表や損益計算書などの決算書類は7年間、領収書や預金通帳、請求書などの現金や預金の取引関連は7年間、見積書や注文書、納品書などのその他の取引の書類は5年間と定められています。

このように10万円控除と65万円控除は似ているようで簿記の内容に大きな違いが出てきます。記帳の複雑さによって特別控除の金額に反映されているといってもよいでしょう。

青色申告~控除と帳簿の関係~

青色申告とは、税制上で様々な特典を受けることができる税金の申告方法です。白色申告よりも複雑な記帳が必要になりますが、その分、控除される金額が増えますので節税対策にもなります。また、白色申告の記帳義務化によって、青色申告に変更される方も増えてきています。

 

10万円控除と簡易簿記

簡易簿記とは取引の貸借を記入せず、現金の収入や商品の増減などだけを記入する簿記方法です。現金主義を選択していて、特別控除65万円の条件に該当していないことが条件となります。

簡易簿記を作成した場合の特別控除額は10万円になります。

 

65万円控除と複式簿記

複式簿記とは、すべての取引をある勘定の借方と他の勘定の貸方に同じ金額を記入して貸借平均の原理に基づいて記録や計算、整理をする簿記方式です。不動産所得または事業所得を生ずべき事業を営んでいて、複式簿記により記帳し貸借対照表と損益計算書を確定申告に添付することが条件となります。

複式簿記を作成した場合の控除額は特別控除額は65万円になります。

 

 

まとめ

10万円の特別控除を受けるにしても、65万円の特別控除を受けるにしても、青色申告であることには違いがありません。しかし、簡易式簿記と複式簿記では記帳方法に大きな違いが出てきます。

もしも、簿記の知識があれば複式簿記を選択しても大きな問題にはならないかもしれませんが、簿記をしたことがない人は複雑な経理知識を身につけなければなりません。複式簿記を用いて節税されたいということあれば、まずは税理士など専門家に相談することをおすすめします。相談などをしていき少しずつ、知識に自信が出てきたら、ご自身で複式簿記をされるとよいでしょう。

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