経理

  • 投稿
  • 2014/06/29
  • 編集
  • 2015/02/26

年末調整に必要な源泉所得税の納付書の書き方について教えてください

源泉所得納付書書き方

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年末調整とは、給与所得者に対して支払った1年間の給与や賃金および源泉徴収した所得税について、12月の最終支払日に再計算して所得税の過不足を調整することをいいます。

この年末調整において、1年分の所得税を確定させるために、源泉所得税の納付書が必要となります。この源泉所得税の納付書により、払い過ぎた源泉税が戻る可能性があります。
納付書には、支払年月や給料、賞与や日雇労務者の賃金などを記載する欄があり、各欄に必要事項を正確に記入する必要があります。

マルナゲ

納付書の各欄の記載内容

・「納期等の区分」欄には、給与・退職手当または弁護士・税理士・司法書士などの報酬・料金を支払った年月を記載します。

・「俸給、給料等」欄には、俸給・給料・賃金・歳費などの通常の給与のほか、財産形成給付金などのうち給与などの金額とみなされるものを記載します。

・「賞与」欄には、法人の場合は役員に対して支払った賞与以外の賞与について記載し、個人の場合は必要経費に算入した賞与について記載します。

・「日雇労務者の賃金」欄には、日雇労務者に支払う賃金で、日額表の丙欄を適用して源泉徴収を行なっているものについて記載します。

・「退職手当等」欄には、退職手当や一時恩給などについて記載します。

・「税理士等の報酬」欄には、弁護士、税理士、公認会計士、会計士補、計理士、社会保険労務士、企業診断員、司法書士、弁理士、建築士、建築代理士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、不動産鑑定士補、測量士、測量士補、技術士、技術士補、海事代理士、火災損害鑑定人または自動車等損害鑑定人の業務に関して支払う報酬・料金について記載します。

・「役員賞与」欄には、法人の法人税法第2条第15号に規定する役員に対して支払った賞与について記載します。

・「年末調整による不足税額」および「年末調整による超過税額」の各欄には、年末調整の結果生じた不足額を徴収した場合または超過額を還付した場合に記載します。

 

12月と1月の源泉税納付書の書き方

12月と1月の源泉税納付書の作成により、払いすぎた源泉税が戻る可能性がありますから、納付書の書き方には注意が必要です。

  • 12月に還付(超過税額)が発生した場合
    一例として、12月の給料が300万円、賞与合計が500万円で、源泉税預り金がそれぞれ10万円、15万円であり、超過税額が38万円であったとします。この場合、超過税額の欄に38万円と記載するのではなく、12月の源泉税額を25万円とします。
    すると13万円が超過税額となり、1月の納付書の摘要欄にその金額を記載します。
  • 1月度の源泉納付書の書き方
    12月からの繰越超過額が13万円で、1月の預り金10万円を納付する必要がない場合、年末調整による超過税額の欄に10万円と記載します。残りの3万円は更に翌月に繰り越す旨を摘要欄に記載することができます。
  • 納付額がない場合
    納付税額が無い場合は、納付書を税務署に送付する必要があります。直接持参する形でも、郵送でも構いません。
    郵送する場合には、返送用の封筒を入れておかないと控えを返送してもらえないので注意しましょう。


マルナゲ

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